パオジアン+ゴツメドクガ

[S7最終41位 最終レート2044 最高レート2058]

パオジアン+ゴツメドクガ

 今シーズン2度目の最終2桁をとれました。暇神です。自分の中で今期はあまり自信のない構築ですがメモとして残しておきます。テツノドクガだけは強かったのでそこだけでも読んでいただけると嬉しいです。

 

[構築経緯]

 前期に引き続き鉢巻パオジアンを軸として採用。初手パオジアンで圧をかけた後にサイクルを回してパオジアンでスイープする動きを目指した。

 次に、初手パオジアンが不利をとるパオジアン、ミミッキュ、ハバカミなどの引き先となれる枠としてとんぼ返りのあるゴツメドクガを採用。

 上の2体では裏から出てくるブエナカミ、イーユイ、カイリューなどがきつかったので鋼テラススカーフガブリアスを軸として採用した。

 上の3体ではディンルー展開に勝てないので裏の選出としてチオンジェンを軸とした構築を作りたかったので使い慣れたチオンカイナを採用。

 ここまで神速の一貫があったので前期使っていた眼鏡カミを採用した。

 下の3体は後述するチオンジェン軸がうまく組めず適当に放り込んだポケモンなので完成度は低い。

 

[個体解説]

パオジアン@鉢巻

災いの剣 テラス 悪

陽気AS

つらら/砕く/聖剣/礫

 

構築の軸。有利対面をとったときの破壊性能が高いので持ち物は鉢巻。裏のドクガで相手のパオジアンやカミの襷が割れるので最速。テラスタルガブリアスの炎テラス、鋼テラスが爆増していたのでこれらにテラスを切らせつつ無償突破できる悪テラスで採用した。技は氷技、砕くは確定で最速にしているのでパオジアンへの打点となる聖剣、安定して打てる先制技の礫とした。氷技は脳死でつららを採用したが意地と違い陽気の場合明確に乱数が変わる相手が存在しないのとこだわっているため命中不安を押したくないのでスピナーの方がよかったかもしれない。

 

テツノドクガ@ゴツメ

クオークチャージ テラス フェアリー

179(188)-81(0)-109(228)-178(12)-131(4)-140(76)

S:準速ミミッキュ抜かれで一番役に立ちそうな準速87族抜き

HB:あまり 陽気パオジアンのつらら+砕くは確定耐え

オーバーヒート/ヘドロウェーブ/とんぼがえり/アシッドボム

 

あまりにもパオジアンと相性の良かったゴツメ枠。自分の順位が低いので声を大にして言うことはできないが、レギュC最強のドクガだと思っている。パオミラーで飛んでくる技は普通の人なら聖剣or妖テラバ、最悪でもつららなので1回受けだしが安定する。(初手ゴツメドクガを使っている人はいたが、悪テラ鉢巻のケアができていないのに対して初手パオジアンと組むことで安定度が格段に上がると思う。)ヘイラッシャにひかれたとしても無振りウェーブタックルは耐えるので対面突破して有利に展開することができる。また、初手ミミッキュにもじゃれに後出し→下からトンボ返りでパオジアン着地ができるので相手からしたら出し勝ちでもこちら視点からは安定した処理ルートが見えていて強かった。技構成は毒打点のヘドウェ、対面操作技のとんぼ返りは確定で炎打点は構築にチオンジェンがいる影響で負け展開だと思っていたらラス1サーフゴーということが多々あったので一撃で飛ばせるオーバーヒート、ウルガモスや瞑想髪に勝ちに行けるアシッドボムとした。正直今期記事を書くつもりはなかったがこのドクガを紹介したいためだけに書いている。

 

ガブリアス@スカーフ

サメ肌 テラス 鋼

意地AS

じしん/逆鱗/アイアンヘッド/ステロ

 

基本選出のテラス枠。上記2体できつかったイーユイをはじめ、カミ、襷を削ったパオジアン、龍舞を積んだカイリューなどに対してテラス込みで強い枠として採用した。ステロはイーユイカイリューみたいな並びに安定択として打っていた。チオンジェンと組んでいるガブリアスは鉢巻が多いので(チョッキ枠はカイナで予想されるため)パオジアンの型の誤認を狙えるのも偉かった。

 

チオンジェン@残飯

災いのお札 テラス 水

腕白HB 

はたき/宿り木/守る/みがわり

普通のHBチオンジェン。ディンルーラッシャのような並びに対して強く出れるのが良かった。あとは構築的にブエナワダチが重かったがまわりを少し削ったあとこいつでTODできるのが偉かった。

 

テツノカイナ@チョッキ

クオークチャージ テラス 炎

生意気AD

ドレパン/ボルチェン/地震/ヘビボン

Dに厚いカイナ。ヘイラッシャが増えていたので最遅で採用。テラスはカミ、ミミ、イーユイなどに強く出れる炎。

 

ハバタクカミ@眼鏡

古代活性 テラス 妖

149(148)-x-91(124)-187(116)-156(4)-170(116)

前期と同じ調整。カイリューに鉢巻じしんなんて一度も打たれなかったのでもっとCSに寄せるか耐久に振ったほうが良かったと思う。

ムンフォ/シャドボ/ジェム/十万

高火力眼鏡が欲しかったのと、神速の一貫を切りたかったので入ってきたポケモン。ブエナの瞑想身代わりと悩みながら使っていたが、正直どちらもしっくりとくるポケモンではなかった。ただ、使用感に反して選出機会は少なくなかったので結果としては悪くなかったと思う。

 

[軸3体と強そうだと思っていたチオンジェン]

 自分の中で机上論最強だと思っていたチオンジェンを紹介する。一応終盤前に使ってレート2030(当時6位)までは上げれたチオンジェンなのでうまく使えれば強かったと思う。

テラス 炎

調整 177(132)-x-133(100)-118(20)-156(4)-134(252)

S:最速

C:H244, D4振りのサーフゴーをカタストロフィ+炎テラバで確定で落とせる。

余りHB

技構成 テラバ/カタス/宿り木/身代わり

 

 最速チオンジェンである。自分の考えていた強みとして、

・ディンルーラッシャに強い

・ディンルー+サーフゴーに対して初手宿り木→サーフゴーに交換読みカタストロフィ→上から炎テラバによる奇襲

・終盤増えていたチオンジェンをはめる身代わりカイリューやアンコールカイリューの上から動ける。

キノガッサに対して炎テラバで襷まで削る→こちらがテラスしたので胞子を打ってくるのに合わして上から身代わりを張り身代わりを残した状態でガッサを突破するなど。

没になった理由としては、やはり鉢巻カイリューの増加である。対鉢巻カイリューにおいて上から動いたとしても守るがないのでHPがじり貧となっていき対面突破されてしまう。

また、対ディンルーラッシャにおいて出てくるチオンジェン対策に必ずテラスを切ってしまい、相手はこちらの宿り木が外れるまで交代し続ければよい(普通のHBチオンジェンであれば炎でもある程度HPを確保していれば一回外したくらいでは負けないがこのチオンジェンではHBの約1.5倍ダメージが入る+守るがないのでのでこちらが1回でも技を外すときつくなってしまうのがネック)でうまくまとめられなかった。ただ、強い部分はチオンジェン欲張りセットのような感じなので紹介することにした。

 

[重かったポケモン]

キノガッサ

 チオンジェンをうまくまとめることができず重いポケモンとなった。安定した処理ルートがチオンジェンからドクガ引きでゴツメを触らせるくらいしかなく2体の選出を強制+引かれるとチオンジェンのテラスが縛られるためほぼ負けていた。なので初手パオジアンを投げてマッパorテラスタネマお祈りでドクガ引きしか勝てなかった。

・テツノツツミ+鋼テラス龍舞カイリュー

 そもそもツツミに勝てるのがカイナ・カミくらいしかいないのに加えてこの2体が鋼テラスカイリューの起点になるのでだいぶきつかった。

・毒テラス以外のディンルー

こちらもチオンジェンをうまくまとめられなかったので安定して勝つことができなかった。チオンジェンが選出画面にいたことで出てこないことも多々あったが出てきた試合は大分きつかった。あと、パオジアンディンルー対面テラス切らないのはさすがに犯罪なのでやめてください...

 

[選出]

パオドクガ@1

ほとんどの試合はこのならびで投げていたと思う。ステロが痛いが、ディンルー以外は大体勝てる。

チオンカイナ+カミ、パオ

チオンをメインで通しに行くときの選出。

 

[Special Thanks]

毎日配信をしてくれたレブロンさんと応援してくれたリスナーの皆さん

構築の相談などに乗ってくれたこころさん(最終日あたって負けましたが...)

応援をくださったフォロワーの皆さん

ありがとうございました!

 

 今期は構築を詰めようと考えていた最後の土日に一生最速チオンジェンを使っていて構築をまとめることができなかったのと序盤にアルセウスや剣盾にこもって対戦をほとんどやっていなかったので目標に届かなくて当然かなと思っています。S8はいろいろあってガチでやらないと決めているのでS9で目標である最終1桁をとれるよう頑張っていきます。最後まで読んでいただいた方々ありがとうございました!